江ノ電・江ノ島駅・下りホーム                            HOME

 木造構造の情緒ある駅を表現しました。
 上りホームを別に作ってありますが、残念ながら構造的に合体はできません。

完成1 <レイアウト正面側>

600×200mmのレイアウトです。

2mm角の木材でホームの柱を表現しました。

完成2
完成3
完成4 <レイアウト全景>

背面には近隣の建物もスチレンボードで
 作りました。
 駅舎を目立たすため、建物の窓は作らずに
 大まかに着色しただけです。
全体1 家屋1
<ホームの背面側>

ホームの裏側の道路はキャンパス用の布に
 着色したものを貼りました。

道路と駐車場を隔てる壁は、スチレンボード
 に鉄筆で筋を付けて再現しました。
裏道1

jig1
<建物作り>

建物を作るにあたり、プラ板で作成した治具
 を使い、角材の組立を行いました。

ポイント 角材は木製なのでボンドがはみ出しても
        プラ板から容易に取り外せます。


jig2
組立1 <駅舎>

駅舎はボール紙で作りました。
 駅舎には照明用のLEDを仕込みました。

駅舎の壁にあるスリットはカッターで根気よく
 切込みを入れて再現しました。

掲示物は実際の駅で写真撮影したものを
 プリントアウトして貼りました。
<駅舎の背面側>
駅舎の背面にある階段や配管などの細部も
 作り込みました。
 近隣の建物を設置した後は、その苦労した
 個所が見えにくくなり残念です。

実際の駅舎背面外壁のサイディング工法の
 表現は、ケント紙を細く切ったものを地道に
 貼って再現しました。

階段の手すりの表現には糸を使用しました。
駅舎裏1
階段1階段2 切り出し1サイディング1
 試作1 <駅舎の試作>

駅舎を作る前に、紙で試作を行いました。
 その試作品を観ながら作り込みました。
 材料1  <小物類>

道路のミラーや街灯の材料は手芸屋さんで
 購入しました。

ミラーは真鍮製のブローチ用素材の表面を
 半田でコーティングして再現しました。

街灯はビーズです。
 踏切1   踏切2
 ホーム1ホーム2 <ホームの製作>

ホームのスロープはバルサ材を使用しました。
 傾斜はノミで加工しました。
<ホームの構造>

ホームはバルサとスチレンボードを組合わ
 せた構造としました。
 ホーム構造
 線路1 <線路周り>

線路に塗装で錆を表現し、ATCの検出器
 などを設置しました。
 その後でバラストを撒きました。
<ベースの作成>

ベースは100円ショップ(ダイソー)で購入した 
 600×200mmのMDFボードを使用しました。
 補強のために木製角材をボンドとネジで固定し
 ました。

線路部分以外にはコルクを貼り、その上に
 ホームを乗せる構造です。
ベース2
ベース1

<製作裏話>
 1.製作期間
  製作開始は2009年2月で、完成は2014年9月と約5年間かかりました。
  途中の約3年は作り方の検討や材料探しに費やしたので、実質的な製作は約2年です。

 2.写真撮影
  作り込んでいくうちに意外と頻繁に不明個所が生じてしまい、何度も現地に足を運びました。
  その度に、色々な角度から写真を撮ってけばよかったと後悔しました。
  また、Googleマップの航空写真やストリートビューも活用したことで、助けられたことも多くありました。
  本当は撮影したいアングルでも、私有地のために我慢です。

 3.寸法測定
  駅舎や近隣の建物の寸法を実測することができないため(計測していると怪しまれる???)
  現地にて歩数から採寸した寸法と、Googleの航空写真から割り出した寸法を合わせながら
  図面を作りました。

 4.塗装による反りの注意
  駅舎やホームが長いので、塗装後に材料が反らないように注意しました。
  場所によっては、表の塗装が乾燥後に、見えない裏側にも塗装を施して反りを防止しました。

 5.材料の選定
  駅舎の柱は、前作の上りホームで選定した木材が結構よかったので、選定は楽でした。
  ホームの手すりは、錫めっき線など試行錯誤した結果、ケント紙を切り抜いた方法を使いました。
  踏切横にある道路のミラーの材料探しには約4年かかりました。

 6.駅舎本体
  駅舎本体(構内の踏切を渡った部分)は3度の作り直しをしました。
  ペーパークラフトの試作品を参考にしましたが、背面が緩やかな坂になっているために微妙な角度や
  寸法は作り直しをしながら追い込みました。

 7.近隣の建物
  近隣の建物は、駅舎を目立たせる目的で当初は無塗装(白色)でイメージしていましたが
  実際に配置してみたら違和感があったために大まかな塗装を施しました。

 8.駅舎裏の階段
  駅舎裏にある階段の手すりが細いために、どのように表現するのかでも時間を費やしました。
  結局、木綿糸をプラ板に均等に巻きつけたところに木製角材をボンドで貼りつけて、乾燥後に
  切り出して表現しました。

                             HOME

inserted by FC2 system